水道について
||| 管工事とは
本管工事(配水管工事)
水道本管は給水場から皆さんの近所まで水を運ぶための水道管です。電気で言えば電柱を伝っている電線にあたります。
今まで人が住んでいなかったような新しい宅地造成地には、通常水道本管は引かれていません。このため住宅を建てる前に、水道本管を道路に布設しておくことが必要になります。
古くなった本管を新しい本管に入れ替える工事も、更新工事として定期的に行われています。
給水取り出し工事
"取出し工事"という名前のとおり、水道を利用するために本管から水道を取り出す工事です。
右図の下に見える本管に分水栓を取り付けて水道を分岐し、上方にある住宅地に水道を引き込んでいます。
そして左図のように水道メーターを設置した後は、下記の宅内配管工事に移行します。
ちなみに水道事業者に無断で取出し工事を行うと、"盗水"という犯罪行為になります。
給排水衛生設備工事/空調設備工事
給排水衛生設備工事とは、取出し工事で引き込んだ水道を建物内に配管し、浴室やトイレなどの水まわりを施工する工事です。
空調設備工事とは、名前のとおりエアコンなどの空調設備の施工を指します。
水道とは直接関係はありませんが、これも私たちの仕事のひとつです。
鑿井工事(井戸工事)
近くに本管が通ってない場合、新たに本管を引いてくることも可能ですが、かなりの費用がかかります。多人数で費用を分担できないと難しいでしょう。
千葉県の水道普及率は平成29年度末で95.3%。井戸はまだまだ活躍しています。
また井戸の利用目的は飲用に限りません。農業用、冷暖房用など様々です。水道と併用して使い分ければ、経費縮小に役立つかもしれません。